『シティーハンター』の最新映画『天使の涙』に出てきた海原 神。
どんなキャラクターなんだろう?
こんな疑問にお答えします。
2023年公開の映画『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』で、ついに海原 神が登場!
これまでアニメには登場しなかったので、今作で初めて目にした方もいるのでは?
実は海原 神は、原作マンガでラスボス的な重要人物として描かれています。
本記事では、『シティーハンター』の大ファンである筆者が海原 神を徹底解説!
映画『天使の涙』で海原 神を知った方、原作における海原編が気になる方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
▼『シティーハンター』のアニメ重要回についてはこちら
最大の敵!海原 神は原作マンガでどんなキャラクター?
海原 神は、麻薬の密売組織“ユニオンテオーペ”のボス(長老・首領・メイヨ―ルとも)である人物です。
年齢は50代くらいの見た目をしており、過去に傭兵としてゲリラ部隊で戦争を経験。
その戦いの中で、生命力・戦闘力を極限まで高めた兵士を作り出す麻薬・エンジェルダストを開発し、世界中の軍隊へ売りさばいています。
獠の育ての親
大規模な闇ビジネスを行う海原ですが、実は主人公・冴羽獠の育ての親でもあります。
幼少期に飛行機事故で両親を失った獠は、ジャングルのゲリラ部隊で指揮をとっていた海原に育てられました。
獠は自分が両親から”リョウ”と呼ばれていたことしか覚えておらず、海原から”冴羽 獠“と名付けられます。
海原の戦闘術の指導は厳しいものでしたが、2人は次第に本物の親子さながらの愛で繋がるようになりました。
しかし戦場で狂気へ染まっていった海原は、エンジェルダストを開発し、獠を被験者にしてしまいます。
獠は非道な殺人鬼と化した後、禁断症状で生死をさまようこととなり、海原を憎むようになりました。
香にとって兄の仇
ユニオンテオーペは、かつて香の兄・槇村秀幸を手にかけた組織でもあります。
香が20歳になる誕生日、槇村はユニオンテオーペから「敵対する暴力団のボスを抹殺してほしい」と依頼されます。
しかし、断れば香に危害が及ぶことを匂わされ、身内を巻き込むやり方に憤る槇村。
依頼を断った帰り道、エンジェルダストを打たれた刺客に襲われて亡くなります。
香にとって最も憎むべき相手ですが、ユニオンテオーペと戦う理由は「これ以上犠牲者を出したくないから」。
仇討ちではなく、あくまで皆の幸せを願う優しさが香らしいですね。
海坊主の憎むべき相手
かつて獠がエンジェルダストを打たれ、超人的なパワーで壊滅させた部隊。
それは、敵として同じ戦場にいた海坊主の所属部隊でした。
海坊主の仲間は獠によって全滅し、海坊主だけが目を負傷しながらも生き残ります。
一度は獠を恨んだものの、自分の敵はユニオンテオーペだとして、獠・香とともに最後の戦いへ挑むことになります。
▼各キャラクターの相関図はこちら
海原編は原作マンガ何話を読めばいい?
原作マンガ(※)では、30巻306話『涙のペンダント』~31巻318話『地獄からの生還!!』が海原との戦いです。
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なお、このお話には原作のみで登場するミック・エンジェルが深く関わります。
余裕があれば28巻294話『獠の”マブダチ”!!』から読んでおくと、ストーリーをより深く楽しめますよ!
※『シティーハンター完全版』全32巻の場合
原作マンガ 海原編のあらすじ-最後はどうなった?(ネタバレ)
宿敵・海原との対決は、どんな結末を迎えたのでしょうか?
重要なネタバレになるので、ご覧になりたい方は以下をタップしてください↓
海原編のネタバレを見る
ミックが搭乗していたアメリカ行きの飛行機が墜落する。
数日後、獠のアパートを海原が訪れた。
ミックの事故は彼が引き起こしたものだったのだ。彼は獠をユニオンテオーペの傘下へ入るよう誘うが、獠はそれを追い返す。
獠・香・海坊主の3人は、海原の船を襲撃。そこに死んだはずのミックが立ちはだかった。
事故で瀕死だった彼はエンジェルダストを打たれ、海原に操られた兵士となっていたのだ。ミックは戦いの中で洗脳が解けるも、再び重傷を負う。
獠は、戦い方の師匠である海原と不利な戦いに。
互角の戦いの中で獠は命拾いし、海原は致命傷を負う。
沈みゆく船の中で、海原は「獠なら自らの暴走を止められると思った」と話す。
命を奪う形でしか海原を止められなかった、と詫びる獠。
お互いが血は繋がらなくても”親子”だと認め合い、海原は息を引き取る。
戦いに狂わされた男・海原と、それに巻き込まれながらも彼を父と慕った獠の想いが、最後の最後に交わります。
「愛も憎しみも同じ感情だ」という海原の中には、形は変わっても常に獠を想う気持ちがあったのではないでしょうか。
原作ではその後、船から脱出した獠やミック、香との関係性の変化などが描かれています。
海原 神はTVアニメ未登場
原作のラスボスである海原ですが、実はTVアニメには登場しません。
どうやら、TVで麻薬というトピックを扱うのが難しい事情があったとか…。
そのため、”麻薬組織ユニオンテオーペ“は”犯罪組織赤いペガサス“へ変更され、海原やエンジェルダストについてはTVアニメで言及されません。
放送終了から約20年経ち、映画『天使の涙』にて、諸々の設定を変えながらアニメへ登場することになりました。
映画『天使の涙(エンジェルダスト)』の海原はどんな人物?
映画『天使の涙』は、アニメ版の”海原編”といえる内容ですが、全く新しいストーリーになっています。
そのため、映画に登場する海原や組織の設定も少々異なります。
一方、原作から引き継いだ設定は以下のとおり。
映画の海原が今後どのような戦いを挑んでくるのか、原作ファンにも予想がつきません。
続編が制作されることを期待して待ちましょう!
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『ユニオンテオーペ』と 『赤いペガサス』は何が違う?
- ユニオンテオーペ
原作マンガにおける、槇村の仇である麻薬組織。
TVアニメ1~4期には登場せず。
→映画『天使の涙』でアニメ初登場 - 赤いペガサス
TVアニメにおける、槇村の仇である犯罪組織(麻薬への言及はナシ)。
1期5話に登場し、獠がボスを倒す。
→映画『天使の涙』でユニオンテオーペの下部組織と判明
どちらも”槇村の仇”であり混同しやすいですが、明確な違いがあります。
では、なぜこんな紛らわしい設定になっているのでしょうか?
これは私の推測ですが、原作マンガの読者にとっては“槇村の仇”=『ユニオンテオーペ』の首領 海原となります。
一方、TVアニメの視聴者にとっては “槇村の仇”=『赤いペガサス』となり、獠が早々に壊滅させていますよね。
この矛盾を映画で解消するため、「『赤いペガサス』は『ユニオンテオーペ』の下部組織。『赤いペガサス』は壊滅させたが、真の仇は『ユニオンテオーペ』の首領 海原である」という設定が生まれたと考えられます◎
映画『天使の涙』と原作マンガの海原編を見比べるには?
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まとめ
本記事では、以下の内容を解説しました。
テレビアニメには登場しない海原ですが、獠の宿敵かつ育ての親という非常に重要なキャラクターです。
海原編はシティーハンターの肝ともいえる重要なエピソードなので、ぜひチェックしてみてください!
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シティーハンターの最終回が気になる方は、以下の記事もご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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本ページの情報は2024年8月時点のものです。
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